妄想第5話 ~それぞれの思惑~ (後編)

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ひゃっほっほー!

以下、ナオさんの書いた無慈悲な妄想を見るにあたっての注意点です。必ずお読みください。

・この物語は完全フィクションです。

・劇中に出てくる登場人物がROの世界にもいますが、人物・設定・性格など内容とは一切無関係です。
 (ドキッ!キャラ崩壊もあるよ☆)

・世界観・キャラなど設定が適当です。また誤字・脱字もあります。気にせず読んでください。

・意外と長いです。時間のあるときにのんびりとご覧下さい。

・小説として読むと、文体やお話の構成が適当で読みづらいかもしれません。
 これは小説ではありません。 「妄想エンターテイメント」 です。




というわけで、以上の事に同意して頂いた方のみ、下の追記からご覧下さい。




<前回のあらすじ>

正直、僕も前回のことは覚えてません。



<登場人物紹介>

<ゾウさんチーム>
・ナオ吉 (♂ 殴りハイプリースト) この物語の主人公で、Gパンの似合う笑顔の似合う素直な好青年。
・ありす (♀ 養子アコライト) ちみっこい少女。
・モルダヴァ (♀ アルケミスト) ゴブリンの仮面を着け、ボソボソ喋る怪しい少女。

<パンダさんチーム>
・結 (♀ 殴りハイプリースト) 三国統一を狙う少女。
・アフター (♂ ブラックスミス) イエァアアアアとか叫ぶ変人。
・なつき (♀ ガンスリンガー) ちっこいものが好きのロリコニスト。

<トリさんチーム>
・ぽちこ (♀ ハイプリースト) わがままお嬢様チックな少女。
・OZMA (♂ アサシンクロス) ぽちこの従者っぽい何か凄腕の実力者らしき少年。
・竜宮 恵魅璃 (♀ ナイト) ぽちこの従者っぽい一言多い少女。 

<ネコさんチーム>
・梨加 (♀ ハイプリースト) 外見おっとり・中身腹黒チックな少女。
・やち (♀ ジプシー) 笑ってばっかの明るい、加減を知らない少女。
・トム (♂ ハイプリースト) ナイーブ&ナルシスト風味な少年。

<クマさんチーム>
・フローレス (♀ スーパーノービス) スパノビをこよなく愛する少女。
・ナプレシオ (♂ スーパーノービス) 物まねとノースリーブが好きな少年。
・ハマーズ (♀ アサシンクロス) スパノビ二人に苦労させられるであろう少女。

<他>
・九月 蒼香 (♀ クルセイダー) 1年アスペルシオ組の担任を務める勢いだけの不条理すぎる先生。






聖☆私立ラグナロク学園
第5話 ~それぞれの思惑~ (後編)








ふいに私の横を通りすぎたあの人に心を奪われた私

えっ!突然恋に落ちた・・・どうしたんだぁ~私

振り向いてあの人の後姿を目で追う

愛しいと思う気持ちがおさまらない

目がはなせなくなった

名前すらわからない あの人の事を考える

会いたい!

名前も知らない貴方を私は、見つけられる

感覚だけが貴方とすれ違った感覚がわすれられない

恋をしたんだ。

瞬間では、あったが恋に落ちた

そうよ、わたしは恋するウサギさん

あなたという月に向かってピョコピョコ跳ね続けるの ネバーエンディングストーリー










「よぉし!でっきたぁ~☆」




できたじゃないわよ、このやろう。


ウサギ耳のヘアバンドをつけたハイプリーストの少女が可愛らしいレターセットを持って勢い良く立ち上がり、高らかに叫んだ時、
その後ろですぐ待機していた、同じくウサギ耳をつけていたスーパーノービスの少女がその背中を蹴り飛ばした。
ハイプリーストの少女は蹴られた反動で 「あう。」 と呻きながらよろけていた。


「アンタねぇ、このペノメナがわんさかいる中で一人、机に向かって何を書いているのよ!!」


「あっ、ゆーさん!聞いてください!やっと書けたんですよぉ、ラブレターが☆


「ラブレター?アンタまさかこの教室中がなんやかんやの混乱中にラブレター書いてたんじゃないでしょうね。」

「はいっ☆」

「はいっ☆じゃないわよ、このやろう。
 っていうか、アンタなに?ラブレターって、この入学式初日にアンタ、このクラスに好きな奴でもできたの?」

ゆーは、スーパーノービスの容姿ではあるが比較的大人びた雰囲気であり、ハイプリの少女にズバリ指摘すると
彼女の顔はボッ!と赤くあり、照れたような表情を見せて、あわあわと慌てふためいていた。
その態度を見れば答えを聞くことも無く一目瞭然。
自分の予想がズバリ的中したが、どうにも釈然としない感じで、ゆーは深くため息をついた。


「ハァ~~・・・一目惚れってやつね。
 しかし、人の恋路をどうこう言う気はないけども、そんな一目惚れする様な男子がこのクラスにいたかなぁ~?」


「はいっ☆ それがもうすっごいカッコイイ人なんですよぉ!!
ウエンツ瑛士とインジャスティスを足して2で割った感じなんです☆

「ゴメン、あんたの趣味がわからないわ。」

ハイプリの少女は照れたように、きゃっきゃきゃっきゃはしゃいだ後、突然パッと表情が変わり、なにかを思いついたかのように真剣に考え始めた。
それを見たゆーは、その突然の態度の変化に不安を覚え、「ど、どうしたの・・・?」 と軽く探りを入れてみたものの
真剣に考え事をし、集中しているハイイプリの少女の耳にその言葉は届くことはなかった。

そして暫く考えたあと、意を決したかのように彼女は叫んだ。






「よしっ!!あたし告白しますっ☆」

彼女はゆーにグッと親指を立ててみせた。が、その見せられた当人は開いた口がふさがらない、という言葉を身体一杯で表現するが如く
彼女の言葉にぽか~んとあきれかえっていた。

「ゆーさん!!確かこの自己紹介サバイバルの勝者って、クラスのみんなに自己紹介できる権限を与えられるんですよね!!
 あたし、この自己紹介サバイバルを勝ち抜いて、そしてその自己紹介の時!
 その場であの人に告白をしますっ☆

彼女はとても冗談を言う顔ではなく、真顔でまたゆーに親指を立てて見せた。
しばらくゆーは呆れ返って放心状態だったが、あまりのハイプリの彼女の勢いに逆に観念したか、それともあきらめたからか
クスっと笑うと、親指を立てて彼女に返した。

「あははっ!!やっぱ恋する乙女はそうでなくちゃね!!私もその話乗ったよ!!
 黒鷺(くろさぎ)、アンタの恋。全力で応援させてもらうわね!!


「はいっ!!ありがとうございます、ゆーさん!!流石同じ乙女として話しがわかりますね!!
 伊達におっぱい大きくありませんね!!!

「おっぱい関係ないだろ。」


「え~、なになに?なんの話してるのぉ~?」



そのとき、今まで彼女の机を挟んで、その場にはスパノビのゆーと、黒鷺と呼ばれたハイプリの少女の二人だけしかいなかったところへ
二人と同じようにウサギ耳のヘアバンドを着けたムラサキ色のチェイサーの格好をした少女が突然姿をあらわした。

いきなり姿を現したチェイサーの少女の登場に、黒鷺は 「あ、あっれぇ~、い、い、いつの間にぃ?」 と、目を丸くさせて驚いた。


「アンタ・・・本当に手紙を書くのに夢中で周り見えてなかったのね・・・。」


ゆーは、彼女を見ては、また深くため息をついて見せた。
そして黒鷺とは対照的にチェイサーの彼女が現れるのに驚くことなく彼女のほうに向き直り話しかけた。


「で、セリスちゃん。どうだったかな?外の様子は?」


「うん~。教室の中はペノメナでいっぱいだったけど、廊下に出たら一匹もいなかったよぉ~。
 だからきっと教室を出たら安全だねぇ~~。」

セリスと呼ばれたチェイサーの少女の話を聞き、ゆーはニコリと笑うと黒鷺のほうにまた向き直った。

「正直、この自己紹介なんちゃらとかいう行事は全然乗り気じゃなかったけどアンタの話聞いたらちょっとやる気でちゃったわ。
 こうなったら意地でも勝って、恋する乙女のパワー、見せつけてやりましょっ!!

黒鷺はそのセリフに満面の笑みと、おぉー!!と腕を振り上げ勝どきをあげて答えた。
二人のやりとりに先ほど戻ったばかりの、セリスはよくわかってないのかキョロキョロ首を振ってその場で戸惑っていたが
結局、その場のノリで彼女も、おー!と手をあげ、3人は教室を駆け抜けて行った。






















小さなローグの少年、刹歌は考えていた。

そう今までは何事もなかった教室内に何の前触れも無く突如として現れたLv 57 種族 魚貝類のHP 7,256 の中型モンスター・ペノメナの存在に。

クラスの担任であるクルセイダーの、九月先生が正に自己紹介サバイバルという名の入学イベントをスタートさせ
各チームが出発しようとしたとき、まるでその時を狙っていたかのようなタイミングで不自然に姿を見せたペノメナの群れ。

九月先生がサバイバルの名目上、最初に仕組んだトラップである、と言われればそれも理解できるのだが
今、そのペノメナに何か意気込んで叫びながらグランドクロスを放っている光景を見るにその線は薄そうだ。

ということは、九月先生がサバイバルの内容を説明するよりも早く、もしくは説明してる最中にこのサバイバルの意図を
いち早く察知したであろう生徒が人知れずこのトラップを仕掛けたという考えが妥当であろう。

そもそも、このサバイバルは屋上にある目標物(先生の話ではジャルゴン)を取り、先生のところまで無事届けたチームがクリアーとなる。

つまるところ、このサバイバルとは他チームをいかに上手く足止めし、かつ他チームとの接触・交戦を避け屋上に向かうことが定石!!

そう考えるとこのペノメナの襲撃はライバルである他チームを足止めするべく仕掛けた生徒の一番初めの妨害と考えると今までの推理にも合点が行く。

更にこの教室をペノメナ達に襲われることなく、一番最初に教室を出たチーム・・・・。









「そうか!謎はすべて解けた!!!
毛利のおっちゃん!ここにみんなを集めてくれ!!!犯人がわかったんだ!!」



「誰がおっちゃんやねん、コラ。」

刹歌が振り向きざまにおっちゃんと呼んだアサシンの少年は、彼の小さな頭を小突いた。
あたふたと小突かれた衝撃でよろけながらも、刹歌はすぐに体制を立て直し、アサシンの彼に向き直った。

「さっきからブツクサとひとりごと言い始めた思たら、急に振り返って何おっちゃん扱いしいてんねん。
 あとコナン君ぶるのはやめぃ、おチビ!!

「ち、違うんだ!ヨシュアくん!!」

ヨシュアと呼ばれたアサシンの少年は半ばイライラしながらも、刹歌の言葉の続きを待った。


「わかったんだよぉ!!この密室ペノメナ連続殺人事件の真犯人の正体がっ!!」




「・・・・・・・・ようやく気づいたようね、せっちゃん。」

刹歌の言葉を遮るかのように後ろから現れたのは、ウィスパーマスクをかぶった赤いローグの衣装を身にまとった少女(多分)であった。
彼女も二人と同じように、頭にキツネの人形をのせている。彼女は二人の間に入った。


「そう・・・このペノメナは事故じゃない。これは意図的に仕組まれた事件よ・・・

「えぇ、僕もアナタと同じ見解です。」



「いい加減ひっぱらんでもいいから、早く犯人教えろっちゅうねん。火曜サスペンスか。火サスか、これ。」


ヨシュアは自分らだけで妙に納得し合っているローグの二人に対して疎外感を覚えたからかわからないが、まだイライラとしていた。
その彼のイライラを察したか、ウィスパマスクをかぶった少女は彼をなだめるかのように話しを続けた。


「えぇ、教えてあげるわ・・・。この事件の真相を。そして犯人の正体を。」

刹歌も彼女の発言に相槌を打ちながら、話にのっかってきた。


「そう、このトリックを可能にし、物的証拠も揃ってる。僕の推理に間違いはない。
 そう、このペノメナ襲撃連続殺人事件の真犯人は、ゾウさn・・・



「霊の仕業よっ!!!!!!」

えええええええぇええ!?
ウィスパマスクをかぶった少女は、そのかぶっているマスクの雰囲気をそのままに高らかに叫んだ。
今まで話にノリノリで自分の推理を述べていた刹歌も、見事に彼女との意見が食い違っていたか驚きの表情を隠せていなかった。


「そう・・・この世の不可思議な現象。それは全て霊がおこなっていることなの・・・・。
 夜中に歩いてたら後ろに誰もいないのに誰かにつけられていると感じるのも、秋葉原がオタクの聖地と呼ばれるのも、DAIGOがウィッシュウィッシュうるさいのも
 そう、それは全て霊の仕業なのよ!!!

さぁ、霊達よ!!オカルトマニア部門全国大会3位の
この私・ぽんず様があなた達の謎を解き明かしてやるわ!!」


彼女はそう宣告すると、高らかに笑いながら教室を走り出て行った。

「わぁ~~ん、僕の名推理も聞いてよぉ~~~」

その後を続くかのように、自分の推理を言えなかった刹歌は泣きながら追いかけていった。
そして、取り残されたヨシュアはその光景を見ながらこの先のチームの方向性に色濃い不安を感じながらも二人の後を追いかけていった。






















「イエアアアアアァァア!!!」

ブラックスミスの少年は周りから伸びてくるペノメナの触手を掴んでは、高らかに叫びながらペノメナの触手をその両手で次々とひきちぎっていった。
そしてその触手がなくなり、無力化したペノメナをそれを見逃すことなく、ガンスリンガーの少女が順々に急所を撃ち抜いていった。
その着弾点は敵の急所からブレることなく、見事に敵を殲滅していった。
その二人の周りには、他のどのチームが倒したペノメナの数より圧倒的に多かった。

そして、一番多くペノメナが倒れている場所には一人の鈍器をもったハイプリーストが立っていた。



「さって、下らない事で時間を使っちゃったわね。アフターくん、なつきちゃん。
 急いで追いかけて奴らを血祭りにあげなきゃね(^^

ハイプリーストの少女はニッコリと不敵な笑みを浮かべ、そのまま二人を連れ教室から出て行くのであった。









~つづく~
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by naoto-mujyaki | 2009-01-15 22:55 | 妄想エンターテインメント
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